8月22日
市スポーツ施設の活用及び整備等に関する特別委員会
奈良県と橿原市の一体的なスポーツ施設の整備について
以前、奈良県は国民スポーツ大会(現・国体)のメイン会場を造るため、橿原公苑と橿原市の橿原運動公園を全部交換し、競技場を造るプランをもっていました。市が単独でやれば何十億円もかかるような既存の市営プール更新などを県費でできるようになる可能性もあり、実現すればと思っていました。しかし、2021年11月の橿原市議会では過半数が反対したため、当初のプランは白紙になってしまいました。しかし、あらためて県と市が協議した結果、橿原公苑などを利用して、スポーツ拠点施設を造る案を検討することが決まりました。
この日はまず、市長から説明がありました。知事と意見交換をし、新たなスポーツ拠点施設の整備について、もう一度一緒に取り組んでいこうという意思確認をしたとのことでした。2031年予定の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会、大会後も見据えた県全体における新たなスポーツ拠点施設を橿原市に整備できるよう取り組んでいきたいという表明がありました。
矢追もと ちょっと質問なんですけれども、昨年こういった形で出していただいている資料で、一部譲渡の場合というパターンで資料でお示しいただいて、ご説明いただいたことがあるかと思うんですけれども、今回市長がおっしゃられているような奈良県と橿原市の一体的なスポーツ施設の整備というのは、この一部譲渡の場合をベースとして、ここからあまりそれないような形のものになるのか、あるいは、一部交換というような形で、何かほかの場所でも、一部を切り取ってまた交換するというようなイメージのものになるのか、それとも、何か1つの大きな施設を造るに当たって、双方の意見を出し合って、お金も出し合ってみたいなイメージになるのか、どういったものの方向になるのかというのが現段階で決まっていれば教えていただきたいです。 市長 これからの協議ということでございますので、具体的な内容というのはこれから詰めてみないと分からないということではございますけれども、ゼロベースで進めるということではなくて、冒頭私が申し上げたように、昨年議員の皆様からいただいた案をベースにしながら、ただ、どうなるのかというところにつきましては、これからしっかりと県と詰めていきたいというふうには思いますけれども、今の時点ではちょっとお答えできるところが、今私が申し上げたようなことぐらいしかないということで。ただ、逐一きちっと、特別委員会を開いていただいた上で、またご説明をさせていただきたいというふうに考えております。 矢追もと ありがとうございます。市民の方々のご心配は、例えば、今使っている自分の施設が大きく変わることがないのかであるとか、長期間使えないような状況が生まれないのかとか、もしくは、もともと橿原市で整備する予定だったものがどんどん計画が延び延びにならないかとか、そういったことだと思うんですけれども、現段階で市が単独でやろうとしていることよりも、よりよくなっていく、市民にとってメリットの高いものになっていくということで、市民に対しても説明できる内容になると考えてよろしいでしょうか。 市長 先ほどからも申し上げておりますけれども、当然、橿原市にとっても、橿原市民にとっても、よかったと言っていただけるような内容にしていきたいですし、いろんなご懸念をそれぞれの委員さんはお持ちだと思いますし、直接市民の皆様から聞いておられると思います。先ほども申し上げましたけれども、毎日のように報告するというわけにはいきませんけれども、しかるべきタイミングで、このような機会をいただいて、進捗を報告しながら、それに向けてのいろんなご心配事なんかもお聞きしながら、またそれをブラッシュアップしていくということで進めていきたいというふうに考えておりますので、間違っても市民の皆様にとって不利益になるようなことを求めていくことはないように進めていきたいというふうに考えております。