
今回、私の一般質問は
「今後のがん予防・健康増進事業について」
特に
・検診未受診者の把握について
・健幸ポイント事業について
・中学生へのピロリ菌検査と除菌の実施について
をテーマに行いました。
私が目指すは、橿原市を「住んでいるだけで健康になれる」まちにすること!
その仕掛けづくりです。
みなさん、がん検診受けていますか?
現在橿原市が行っているがん検診の受診率は
1番低い胃がん検診 4.7%から、多くても肺がん検診 11.5%と、低い状況です。
また、職場や人間ドックで受けている場合でも、市では受診歴を把握できないので「誰が全くがん検診を受けていないのか?」の把握ができず、未受診者向けに声かけができない状況です。
実は、奈良県はがん検診の受診率が全国平均以下!
私からは、がん検診の受診率を高めるために
・がん検診を受けていない人の積極的な把握
もしくは個人を特定できない形でも
・がん検診の受診状況を聞き取るアンケートの実施
各医療機関での検診(個別検診)のみでは「いつでも受けられる」という決断の先延ばしが起きる可能性があり、個別検診とともに
・集団検診や検診時の託児の実施
を要望。
今後市で検討されることになりました!

ご存知ですか?
胃がんの原因は99%がピロリ菌の感染によるものです!
ピロリ菌が胃に炎症を起こし、がんの原因に!
除菌できれば、がんを予防することができます!
感染者は高齢者に多く、若年層は5歳くらいまでに主に親から唾液などを介し感染すると言われています。
感染がわかったら、除菌を行うことが可能です。
除菌は若いうちに行う方が、がん予防の効果が高いとされています。
そのため
全国105の自治体で、中学生を対象にピロリ菌の検査と除菌を行う取り組みがあり、本市でも実施できないか要望しました。
事例として・・・
大阪府高槻市は、平成26年から中学2年生を対象に実施。尿検査で一次検査が可能で、学校で同意書や検体を回収。陽性者には自宅へ通知するため、プライバシーも守られます。
高槻市では、検査から除菌まで公費で実施されています。
しかし要望に対する市の回答は、学校での検体回収・教員の働き方改革との兼ね合い、各機関との調整など、検討課題が多いとの回答でした。
橿原市では過去に、胃がん検診対象者に、希望すると一生涯で1度のピロリ菌検査を行っていましたが、実施の目的が「胃がん検診受診率向上」だった為、向上につながらなかった為に現在は実施していないとのこと。
私からは、中学生での検査が1番費用対効果が高いとの研究もあり、今後のピロリ菌検査事業を再検討するよう要望しました。
近く、将来的に市が実施予定の「健幸ポイント事業」については、検診受診でポイントがつく仕組みの実施や、若年層や高齢者など、対象者にあった取り組みにするように要望し、そのように検討してくださることに。しかし、具体的な実施は、まだ先になりそうです。
これからも橿原市を「住んでいるだけで健康になれるまち」にするために、がんばります!
質問の詳しい内容と様子は、橿原市議会公式Youtubeからご覧いただけます!
ぜひご覧ください!
冒頭 検診未受診者の把握について から
健幸ポイント事業について から
中学生へのピロリ菌検査と除菌の実施について から