現在のコロナ関連情報

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新型コロナウィルス感染症が再拡大しています。

コロナ禍が続く中で、医療や保健所の体制にも少しづつ変更点があります。
今回は奈良県のコロナ関連情報をまとめてお伝えします。

奈良市のみ、保健所の体制が異なりますので、この内容は奈良市以外の自治体での対応となります。

・発熱などの症状がある場合
発熱外来認定医療機関で診察・検査を受けることができます。
橿原市内には50の医療機関が認定を受けており、約40の医療機関が公表していますので、あらかじめかかりつけ医やお近くの医療機関で診察が受けられるかご確認ください。
奈良県HP
発熱外来認定医療機関の設置状況
公表されている認定医療機関

・陽性が判明したら
従来、陽性になると検査した医療機関から「発生届け」が保健所に提出され、それを元に保健所から陽性者に連絡がありましたが、
発生届けの方法の見直しが行われ、奈良県では「①従来通りの発生届けが提出され保健所から連絡がある方(重症リスクのある方)」と「②支援に必要な連絡先のみを提出し、委託された民間事業者から連絡がある方(軽症者)」の2つの対応に分かれました。
他府県では、陽性者登録が必要な場合がありますが、奈良県は独自で②の方法もとっている為、医療機関で陽性判明した方はご自身で登録する必要はありません。

詳しくは県HP 新型コロナウィルス感染症への対応について

・市販の検査キットや無料検査で陽性が分かった場合
従来は、検査キットや無料検査で陽性が分かった方も、医療機関で診察→診察して陽性確定→医療機関が発生届けの提出、という流れが必要でしたが、現在はご自身で陽性者の登録をすることが可能です。
ただし、その場合は65歳未満であることや基礎疾患の有無など、対象者が決められています。
また、パルスオキシメーターの貸与やリーフレットの送付はありますが、診察や薬の処方、療養証明書の発行は行われません。
療養中に体調が悪化した場合には、かかりつけ医に相談、または看護師等が対応する陽性者ご本人からの専用相談窓口(24時間 TEL:0742-85-1933)があることを覚えておいてください。
詳しくは県HP
自己検査や薬局など無料検査で陽性になった方へ

また、薬局や運動公園で行われている無料検査は、無症状の方が対象です。気になる症状が出始めている場合、すぐ悪化する可能性があります。薬や診療のないまま自宅療養を開始され、お困りになる方の声があります。
必要な医療に早くつながるためにも、また感染拡大予防止のためにも、
症状のある方は医療機関を受診してください。


・無料の抗原・PCR検査について
県内の薬局や検査センターなどで実施しています。現在橿原市内では、9カ所の薬局と1ヶ所の検査センターで実施されています。
抗原検査とPCR検査がありますが、事業所によって行っている内容が違いますのでご確認ください。
県HP無料検査
検査実施事業所一覧


・抗原検査とPCR検査の違い
抗原検査(抗原定性検査)は20分ほどで結果が判ります。PCR検査は基本的には検査機関に送られて結果判明するため、時間がかかります。しかし、精度はPCR検査の方が高くなります。そのため、医療機関で症状がある方が受診した場合でも、抗原検査で陰性でPCR検査では陽性になることがあります



・検査キットについて
抗原検査キットをご自身で購入される場合、
国が承認した「体外診断用医薬品」「第一類医薬品」と書かれたものを購入してください。症状がある場合に受診せず陽性かどうかを自宅で判断できますが、陰性でもコロナウィルスの可能性、または感染症の可能性があります。
一つの判断材料として状況に応じて活用してください。
詳しくは厚生労働省のHP

承認されている検査キット一覧 取扱薬局リスト(全国の情報になるので少し見にくいです)


・運動公園の無料検査について
橿原運動公園の無料PCR検査は、1日の検査上限数が特に設けられていませんが、11時30分までに受験すると当日中に結果が判明する為、来所者は午前中に集中しています。ご利用の際はご注意の上、年末年始の帰省やイベントなどの際に、ご活用いただけたらと思います。
また、運動公園の無料検査で陽性になった場合は、連携している医療機関のオンライン診療を受けることができます。
ただし、そのタイミングは結果判明の翌日の日中から夕方、薬の処方も少し遅れることが予想されますのでお気をつけください。
詳しくは
橿原市HP
PCR検査センターの実施状況について
運動公園の検査センターを運営する大阪PCR検査センターのHP


・感染症の流行状況について
新型コロナ以外に、インフルエンザの流行も気になります。特に小さいお子さんは、流行性胃腸炎や手足口病、RSウィルスなどの感染もあります。奈良県では、毎週感染症情報を週報としてまとめており、さまざまな感染症の流行状況が判ります。毎週金曜日にアップされます。

奈良県HP 奈良県感染症情報(週報)
また、平日夜間や土日祝日などにお子さんが発症し、救急外来などの受診に悩んだら、こども救急電話相談#8000 にご相談ください。
大人の方もお子さんも含めて、救急車を呼ぶか医療機関にかかるか悩んだ時には、24時間対応の奈良県救急安心センター#7119にご相談ください。

こども救急電話相談 #8000
奈良県救急安心センター#7119

・まとめ
これから感染の拡大が予想されます。
寒くなり、暖房をかけると換気が疎かになりがりですので、まずは基本の感染予防対策を。

もし発熱などの症状が出た場合、市販の検査キットで陽性が出れば、ご自身で陽性者登録し、そのまま自宅療養も可能になりました。
選択肢が増えたメリットはありますが、
薬や自宅療養者向けの電話相談を把握するなど、あらかじめ備えて置く事が必要です。
また、薬の他にも療養中の食料品など、ご家族に合わせて準備されていると便利です。

橿原市では、自宅療養者向けに買い物代行支援を行っています。他にもネットスーパーを利用して便利だったという声を聞いています。体調の悪い時に登録するのは大変なので、あらかじめ利用して使い勝手を把握するのもお勧めです。

また、さまざまな電話相談窓口を紹介していますが、
感染拡大時には電話が繋がらないということも起きています。県によると、実際にはHPで確認できることや、他の相談窓口で相談が可能なことを問い合わせられるケースも多いとのことです。
特に
緊急性の高い相談を受け付ける窓口へは、相談内容をご確認いただきますよう、ご協力をお願いいたします。
その上で、体調の悪化時は早めに相談や救急のご利用をお願いいたします。



奈良県の新型コロナウィルス関連情報は、おもに県HPのこちらにまとめられています
何か知りたい、わからない、ということがあれば、まずこちらのサイトを確認してみてください!

年末年始は医療機関も閉まるため、市の休日夜間診療の利用が増えますが、第7波のような感染拡大があった場合の心配もあります。
誰が感染してもおかしくない状況です。予防の他にも、備えることが大事ですね。