中学校部活動の地域展開について

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「部活動の地域展開」ご存知ですか?
特に、現在中学校2年生以下のお子さんのいらっしゃるご家庭には関係してくる問題です。

スポーツ庁・文化庁の方針を受け、奈良県では令和8年4月から、教員の指導による休日の部活動は練習試合も含めて廃止されます。そして新たに「地域クラブ」としての活動が始まります。地域クラブは、平日とは違う場所や指導者による活動で「習い事」に近い形になります。

背景には、大きく2つの理由があります。
一つ目は少子化です。生徒の人数が減り、学校の規模が小さくなると、部活動が維持できなくなります。小規模校では、チームスポーツに必要な人数が集まらず活動できなくなったり、教員の数も少ないため部活の数を減らさざるを得ません。地域展開で、生徒が競技を体験できる機会を確保する目的があります。

二つ目は教員の負担軽減です。この理由によるところが1番大きいかもしれません。
平日の仕事と部活動以外に、土日の部活動を指導する負担が大きいことは、以前より指摘されていました。教員の休日をしっかりと確保することで、本来の教員の仕事に専念できるようにするためです。

橿原市HPより

このイメージのように、来年度から休日は「平日の部活の延長の活動」ではなく、あらたな「地域クラブ」で活動することになります。これを「地域展開」と言います。(以前は地域移行と呼んでいました)


休日のクラブは、平日の部活動と違う競技を選ぶことも可能です。また休日の地域クラブには入らず平日の部活のみにすることもできます。
地域クラブには参加費が必要で、令和8年度はまず1000円で設定される予定です。
活動場所は、自分の学校から離れることもあります。希望する競技のクラブが市内に1か所しかない場合は、そこまで移動する必要があります。

少し分かりにくいのは、競技内容により平日と活動場所やメンバー・指導者が変わらない競技もあることです(クラブの参加対象者を自校に限定し、その学校の教員が土日も指導者となるパターン)。教員の負担軽減のための地域展開ではありますが、中には休日もクラブで指導がしたいという教員もいるためです。そのような場合でも、形式上は平日のクラブとは別の活動となります。

現在、どのような活動がどの場所で誰によって実施されるかの調整を行なっており、すでに決まっている活動については橿原市HPでも見ることができます。また決定されたクラブが増えたら順次HP上で追加されるとのことです。

ただこの内容を見ますと、まだまだ教員によって実施される活動が多いのが現状です。
本来は新たに人材を掘り起こし、地域全体でこどもの体験を豊かにしていく活動に「展開」していくことが目的です。

もし、ご自身のなさっている競技をこども達にも教えたいという方は、人材バンクに登録していただけますと幸いです。現在は部活動にないスポーツや文化活動でも登録が可能です。
実際に、令和8年度からは文化系のクラブとして「かしはら世界遺産クラブ」と「かしはら箏曲」が始まる予定です。

簡単にご説明しましたが、おそらく対象となるお子さんや保護者の方には、疑問がたくさんあることと思います。
より理解をしていただくために、令和8年1月17・18日に、市が保護者や子どもを対象にした説明会を開きました。


当日の動画と資料は橿原市HPにも掲載されていますので、ぜひご覧ください。

また、その際に上がった質問とそれに対する回答、そして昨年試験的に行なった実証事業の前に上がった質問と回答も、地域展開を理解していただく上で参考になると思いますので、ぜひご覧ください。
(下線付きの青文字をクリックするとサイトに飛びます)

私も説明会に参加しましたが、質問される方が多くいらっしゃいました。
「教員以外の指導者が適任かどうかの確認をどう行うのか」といった心配の声もありました。指導者については市が管理責任者となり、面談や研修を行うことになっています。

しかし「始まってみないと分からない」「まだご不明点が多い」方もいらっしゃることと思います。

まずは現在の情報をご確認いただき、不明点があればぜひ市の担当課にお問い合わせください。こちらのページに問い合わせ先があります。

私としても、今後の活動が円滑に進むよう、注視したいと思います。