給食費の値上げについて

|

小学校での給食メニューの一例

12月定例会 
厚生常任委員会での報告より

公立こども園の給食費については、保護者が給食材料費を負担しています。
令和7年度の負担額は

  • 短時間部(幼稚園的利用)が主食費600円・副食費3900円で、合計4500円
  • 長時間部(保育園的利用)の3歳児以上は、主食費800円・副食費6700円で、合計4700円

となっています。

給食で使用する米は、地消地産の観点から、100%橿原市産のヒノヒカリを使用しており、今後も継続して使用していく方針とのことです。

一方でお米は前年よりさらに価格が高騰しており、今の主食費を維持することが困難になったため、令和8年度から主食費を見直す方針が示されました。
具体的には、短時間部は600円から800円、長時間部は800円から1000円へ引き上げる予定とのことです。

これによりこども園の給食費は

  • 短時間部は4500→4700円
  • 長時間部は7500→7700円

の値上げになります。
副食費については、物価高騰の中でも献立を工夫し、栄養価を確保しながら、現状維持に努めると説明されています。

小中学校の給食費について
1月第1回臨時会の文教常任委員会

小中学校の給食費も値上げの方針が示されました。
現在はいずれも月額4,850円ですが改定後は

  • 小学校が月額6,000円(1食あたり360円)
  • 中学校が月額6,500円(1食あたり430円)
  • あわせて中学校については給食実施回数を年間で約11回増やす予定
  • 主食と牛乳は奈良県学校給食会で一括購入しているため、県内で統一価格

という説明でした。
前回の改定(令和4年9月)では1食290円の内訳が
・主食 約61円 ・牛乳 約62円 ・副食約167円
でしたが、物価高騰により
・主食 約86円 ・牛乳 約79円 で副食に充てられる費用が、約125円まで減少しているとのことです。

これまで献立の工夫などで給食費の据え置きに努めてきましたが、努力も限界に近づいていると説明されました。

こういった現状から、給食の質と量を維持するための改定が必要と判断されたそうです。今後も安くておいしい給食の提供に努める方針です。

ストリートファイターとのコラボ献立(橿原市HPより)

さて、令和4年に給食費が値上がりした際は、「もりもり食べよう橿原市給食基金」を活用し、値上げ分の月額550円を市が補助しており、保護者の負担は4300円のまま据え置かれていました。

一方で、国の動向としては、小学校給食費の無償化に向け、月額5,200円を支援する令和8年度予算が閣議決定されています。中学校についても令和7年2月の3党合意で、できるだけ早期に実現するとされていますが、実施時期は未定です。

つまり、小学校は国が支援する5200円との差額800円、中学校はまだ国の無償化対象ではないので6500円が保護者の負担になる可能性があります。市がこれまでのようになんらかの補助をするかは当初「検討中」ということでしたが…

1月の第二回臨時会の中では、まだ確定ではないものの国の物価高騰対策の交付金を使って、令和8年度の給食費の無償化に取り組んでいきたいという考えが示されました。
具体的には、3月定例会の当初予算案の中で提案され、可決されることで決定されます。

こども園の給食費については補助はないのか?という声が、厚生常任委員会の中でありました。
これに対し市は「就学前のお子さんは公立こども園だけでなく、自宅から弁当を持っていく園や、家庭で保育されるお子さんなど多様であり、公立の給食費だけを補助するのは、公平性の面で難しい」という考えで、現在は補助を予定していないとのことでした。
しかし「いろんな人に行き渡る支援は今後考えていかなければいけない」という答弁もありました。

私は給食費の支援以外にも、有機を含む地元産の農作物を使った給食を訴えています。
体によいことはもちろん、地元の農家を応援する取り組みにも繋がります。
橿原市では、現在こども園の米飯に橿原市産米を使っていますが、今後10年計画で有機米100%にしていく取り組みを行っています。そのために有機農業を始めてくださる農家さんの育成にも取り組んでいます。

今年からスタートする「かしはら 田んぼの学校」の取り組み

また、中学校は特に給食費が高くなる印象ですが、そのかわり年間の給食回数が11回増える予定です。
私もこどもが中学校に行って分かりましたが、中学校はテストや学期末の三者面談などで、予想以上に給食のない日が多いのです。給食の日が増えると負担軽減になるご家庭が多いと思います。

安全で美味しい給食を今後も継続し、さらに良くなるように、今後も働きかけて行きたいです。