
6月議会定例会で審議された内容についてお知らせいたします。
議員提出議案が4件。
市長提出議案が13件ありました。
議員提出議案1件「国民健康保険財政への国庫負担の増額を求める意見書」が賛成少数のため否決されました(私は賛成でした)。
それ以外の議案については、すべて賛成多数で可決されました。
その中で、特に市民に身近なものをご説明します。
予算特別委員会の予算審議
6月定例会では、補正予算が審議されました。
私が3月議会の一般質問で提案していた「保育サービスコーディネーター」とほぼ同様の役割の「保育コンサルタント」を任用する予算が含まれています。
(3月議会での一般質問の様子はこちら)
人数は1名で、保育士資格のある方を採用予定。こども未来課に配属されるとのことです。

採用されても、しばらくは仕事を覚える期間になるため、私が提案していたような「専門的な相談窓口」の役割は先になるかもしれませんが、実現できて嬉しいです!
現在、待機児童が多さから希望する園にすんなり入りにくいため、申請時に保護者には複数施設を選択肢に入れて、第5希望・第6希望…と、多く記入していただいています。
しかし、そういった情報が届いていない方、どんな園か知らずに記入している方などもいらっしゃいます。
保育コンサルタントには、今後保護者への必要な情報提供を行う役割が期待されます。
申請前になると窓口も混み合います。申請・入園に関するご不明点は、お早めにこども未来課にお問い合わせください。
議第36号「橿原市立認定こども園設置条例の制定について」
橿原市内には、現在5つの「公立こども園」があります。
このこども園を、来年度から国が定める「認定こども園」に変更する条例が可決されました。詳しい内容については、令和6年12月議会でも報告されており、条例可決後の6月28日〜7月5日までの間で「認定こども園化に関する説明会」が、それぞれのこども園で開催されました。
これまでと変わること
・名称は「第1」〜「第5」という表記から「藤原京認定こども園」「今井認定こども園」「金橋認定こども園」「畝傍認定こども園」「新沢認定こども園」に変更になります。
・幼稚園利用(短時間部)が3年保育になります。
・こども園内に存在する「〜幼稚園」という名称はなくなります。
・同じこども園で、保育園から幼稚園利用への切り替えができるようになります。
ただし、入園時から幼稚園利用をする場合は、当面の間、今までの園区からの入園のみとなります(例えば、今井のこども園に幼稚園利用目的で入園する場合は、今井校区のお子さんのみとなります)
・地域むけの子育て支援事業も行います(内容は未定ですが、例えば相談事業など)
大まかには、上記のような変更があります。
これまでの橿原市の公立こども園は「保育園を中心とした大きな『こども園』という施設の中に『地域ごとの幼稚園』がある」という形式で、保育園には園区がないのに対し、幼稚園には明確にあることでした。
「幼稚園は校区ごとの地域のためのもの」という意識があったものと思います。
しかし、人口減少や保育園利用者の増加で幼稚園利用者は減少しています。
また、国の進める「認定こども園」は「保育園と幼稚園のよいところを併せ持っている施設」で、親の就業に関係なく利用でき、仕事を辞めて幼稚園利用になっても転園しなくてもよいというメリットがあります。
来年度からは、新しい制度での「公立の認定こども園」がスタート予定です。
議第38号 財産の取得について(大型トイレトラックの購入)
国の交付金を活用し、災害時に利用ができる大型のトイレトラックを購入することになりました。
災害時以外にも、イベントなどの場でも活用される予定になっています。ただし現在、交付金を活用して購入予定の自治体が多く、実際本市にトイレトラックが納入されるのは今年度末ごろとのことです。それまでに、災害時やイベント含めた活用方法などの制度設計をしっかり行いたい、とのことでした。
災害時のトイレ問題は、震災などが起こるたびに課題として報道されています。
イベントなどでトイレトラックを見る機会があれば、どんなものなのか興味を持っていただけたらと思います。
一般質問については、別にまとめさせていただきます!