新沢千塚古墳群公園をご紹介

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普段なじみのない市の施設をぜひ知っていただきたい!
そんな思いから、今日は、橿原市川西町にある、新沢千塚古墳群公園をご紹介します。

「千塚古墳」という名前が示す通り、ここには古墳があり、地図上のぽこぽこと盛り上がっている丸いものはすべて古墳です。この独特の地形の中に公園があります。

私が橿原市に越してきた当時、この公園は生活圏内から離れていたため、ほとんど訪れたことがなかったのですが、今ではしょっちゅうでかけるようになりました。
お気に入りポイントをご紹介します。

①緑・自然が多い

桜の広場

桜の広場の春 満開より少し前ですね

公園は道路を挟んで北側と南側に分かれています。
こちらは北側の「桜の広場」。遊具はありませんが、散策したり、バドミントンやフリスビーで遊ぶのに最適な広さで、静かでのんびり過ごすことができます。

夏場の龍の広場 
冬場の四季の広場

南側の「龍の広場」と、その一段上にある「四季の広場」。
龍の広場には遊具があるため、お子さん連れを中心に一番人が多いのはこのエリアです。
遊具の数や難易度は比較的低年齢層向けですが、芝滑りできる斜面があるので、そり持参で来るお子さんもいます。(自然な土と芝の斜面のため、時々えぐれてしまい、芝養生のため使用休止になることもあります)
そのほか、虫取りやどんぐり拾い、山(古墳?)斜面を駆け上ったりと、公園内を体を使って遊んだり、バドミントンなどを楽しむ親子も見られます。

また、龍の噴水は、夏場水遊びもできます(週2回火・金は掃除され、水がたまるのに時間がかかるので、その日以外がおすすめです。)
また、夏場の午後、15時くらいになると遊具付近は日陰になるので、遊びやすくなるのもポイントです。

龍の広場の蓮の池

龍の口から出る水は、井戸水が使われています。その水は、蓮の池に送られ循環しています。季節には蓮の花も咲きます。
最近は、お子様連れだけでなく、大人のグループの方がのんびり過ごす様子も見られます。

②施設が充実
龍の広場近くには「ふれあいの里」という施設があり、直売所や休憩所があります。
地元のお野菜や地元企業の商品を中心に販売されています。
休憩所では、ソフトクリームやコーヒー・ジュースも販売されています。トイレもこちらにあります。

また、今年の春には、北側エリアにあったガイダンス施設を改修し「1000park cafe」がオープンしました。

オープン日に

お子さんの向け遊具や塗り絵などもあります。おしゃれな雰囲気の中で、コーヒーや、カレー・ワッフルなどのメニューが楽しめます。
手前のスペースは、わんちゃん連れもOKとのことです。

北側エリアには「シルクの杜」という、温浴運動施設があります。
ロビーは休憩のみの利用もできます。
また屋上には足湯もあり、こちらも自由に利用できます。夏場はお湯が水に変わって水遊びもできます。
シルクの杜の運動施設は、1日だけの利用や、お風呂のみの利用も大歓迎ですよ。
シルクの杜については、またどんな施設か紹介したいと思います。

シルクの杜のロビー

さらに、近くに「歴史に憩う橿原市博物館」があります。

橿原市HPより

こちらの展示は、比較的低年齢層でも親しみやすい工夫がされています。
新沢千塚古墳ってどんな古墳なの?と興味を持った方も、ぜひこちらの施設を見ていただけると、おどろくような出土品を見ていただけますよ。
イコハク動画」も面白くておすすめ。観覧料は必要ですが、市内在住または市内学校に通学する小中学生は毎週土曜日観覧料無料になりますので、週末のお出かけ先として、公園とともにぜひお楽しみください。

今年から、北側エリアにBBQ施設もオープンしました。この施設の今シーズンの営業は11月15日までですが、公園を楽しみ方がひとつ増えたのは嬉しいことです。ちなみに、ご自身で道具を持ち込んでの焚き火やBBQ・花火は、禁止されていますのでご注意ください。


③様々な組み合わせで、他世代が楽しめる公園
公園に行くと、お子さん連れの方、犬の散歩、おひとりでウォーキング、カフェ利用、直売所の買い物目的の方など、様々な方がおいでになります。
シルクの杜の施設では、屋内の運動施設のほか、公園でのアウトドアヨガや、ノルディックウォーキングのイベントなども開催しています。ふれあいの里前では、時々フリーマーケットも開催されています。

私は、もともとキャンプやピクニックが大好きなのですが、この公園は手軽に自然を感じられる公園としてよく子どもと出掛けています。
木陰にアウトドアチェアやピクニックマットを敷いて、のんびり過ごすのが好きです。
直売所で、いちごやみかんなどの季節の果物やコーヒーを買って、自然の中でのんびりいただくのもお気に入りです。
山登りというほどではないものの、野山の高低差を感じて歩くこともできるので、ほどよい自然体験や運動にもなります。冬に行った時、歩くだけでぽかぽかになりました。

他にも、季節によって、あじさいやあやめ、蛍などを楽しむこともできます。

棚田の広場のビューポイントから、畝傍山をのぞむ

私の好きな、新沢千塚古墳をたくさんの方に知っていただきたく、今回ご紹介しましたが、いかがでしたか?

普段から、市民が親しめる公園のため、市にも様々な提案をしています。
この公園にも水遊びができる場所がありますが、近年の猛暑で、もっと広い世代が遊びやすい施設が必要だと思っています。
また、遊具の充実した施設もよいですが、自然と親しめる場所があることは心に潤いをもたらします。こどもにも、虫や草木に触れたり、野山で体を動かす経験をして欲しいと思っています。
こういった公園を活用し、もっと野外活動に親しめるしくみやイベントを要望しています。

BBQも、自分のものを持ち込んでの利用はまだできませんが、子どもが火に親しむ機会も減っています。安全性に考慮しながら、いつか市内に持ち込み可能な施設ができるといいなと考えています。

またインクルーシブの考え方を取り入れた公園も重要です。

現在、公園の遊具や施設、植栽などについて、危険箇所や気になったことがあったら、スマホから市に通報できるシステムがあります。
身近な公園の安全性や環境を守るために、みなさんにも関心を持っていただけたら嬉しいです。

また、公園についてのご意見があれば、私にもぜひ教えてくださいね。