2022年3月市議会定例会での、私の一般質問をまとめました。
・・・一般質問とは?
1時間の持ち時間の中で、行政の行っている取り組みなどについての現状や今後について質問できる場です。結果として是正を求めたり新しい政策の提案を行うことができます。希望する議員のみが行うので、毎回全員が質問するわけではありません。今回は少し少なめの7人でした。
今回の質問は3つです。
・市営住宅の敷金について
橿原市の市営住宅条例には敷金の減免についての規定がありません。これは国の公営住宅法に違反している状態であり、早急に減免規定を設けるように要望しました。
市からは「運用方法などをしっかり整理・検討した上で条例の改正を進めたい。」
と、前向きな回答をいただきました!
・子育て世帯の人口流出について
現在の橿原市は、子育て世帯の転出が転入を上回っています。
市の計画では、令和8年に0~4歳人口の転入者・転出者の差をゼロにすることを目標としています。それを実現するためにも、市独自で人口の社会増減(転入・転出による増減)のデータを作成すること、部局を超えてデータを共有することを提案しました。
市からは「市独自での作成は難しいが、総務省のデータを利用して、定期的に作成し、全庁で共有したい。」
という回答をいただきました。
毎年作成することや、部局を超えてデータを共有することは今までされていませんでしたので、一歩前進です!
どの部局でも、それぞれの立場で人口増を自分ごととして考えること、特に教育分野での取り組みは子育て世代の定住につながる重要な分野であり、まちの魅力のひとつになるよう、力を入れて欲しい事を要望しました。
・橿原市の新型コロナウイルス対策について
・保健所の逼迫に左右されない、市独自の検査体制の確保
・市民によりそった情報発信
・コロナの後遺症も念頭に、さらなる感染防止対策をとること
などを要望しました。
市の回答では、独自の検査体制は現状ではむずかしいとのことでした。
市による情報発信については、実は3月議会の前より、コロナ関連で市にも寄せられるよくある質問を、市のHPにまとめて掲載するよう要望していました。保健所に電話が繋がらない、県のHPでもうまく知りたいことが探せない、など、なかなか情報にたどりつけないことでお困りの方が、市に問い合わせをされる事が多かったからです。
そしてそれは 橿原市HP「 FAQ 新型コロナウィルス感染症 よくある質問」として、3月議会中に実現することができました。
コロナ対策は県や国が動かなければ難しい、ということが多いのですが、だからといって「市にはできないから」と思考停止してはいけないと思います。
最後に市長からは
「提案していただいている取り組みは、しっかりと検討して、問題点がクリアできるのであれば、市として取り組める施策をどんどん講じていきたい」
と大変前向きなご答弁をいただきました。
実際には「よくある質問」の掲載も、当初「市が発信するべきものなのか」と慎重な姿勢でした。それでも実現できたことを、大変嬉しく思っています。他にも、できることがあるかもしれません。
私のホームページ内で、一般質問の詳しいやりとりを掲載していますので、ぜひご覧ください。
2022年 3月議会
市議会議員になってから、定例会ごとに一般質問していますので、今回で5回目になりました。
今後も市民のための政策を訴えていきたいと思います!