昨日は、新賀町でお話し会を開催しました!
その中で、印象的だった話のひとつが、中学生をもつ親御さんのご意見でした。
「子育て支援というと、赤ちゃんや幼児対象のイメージだけど、中学生のこどもを育てるのも大変なことが多い。」
「小学校にあがる時より、ママ友と会ったり情報交換する機会が減った中学進学の時の方が不安が大きかった。」
「家に部屋があっても、生活音が気になるので勉強に集中しづらい。」
「結局、通っている塾の自習室に行くことが多いが、そもそもまちの中に中学生のための居場所が少ない。」
確かに、親の目の届かない所に行く機会が増える年頃でもあり、スマホの所持率もぐんと上がるので、今までなかった心配事が出てくる時期ですね。
私はまだ子どもが小学生ということもあり、中学生の親御さんが感じていることがお聞きできてとても参考になりました。
特に、中学生のための居場所、という言葉が気になりました。
以前、まちの中に自習室が必要、というお話をさせていただきましたが、やはりこういったお声は多いと感じます。
塾の自習室も便利だと思いますが、塾に行っているこどもばかりではないです。
また、友達同士で集うことができる場所があるというのが、いいことだと思います。
岐阜県多治見市の「こども情報センター」は、こどもが参加して楽しむ「体験型の図書館」で、小さいこども向けだけでなく、中高生向けの本や参考書のコーナーもあり、館内は自習が可能。
中学高校生が参加できる講座が企画される他、高校生が小さい子に読み聞かせをするイベントなど、中高生の居場所としてだけでなく、企画側にもなってもらう取り組みがあるのがすてきだなと思いました。
また、子育て支援に力を入れる明石市は、駅前に作った施設「あかしこども広場」に、中高生の活動と交流を支援する「ユーススペース」を設けていて、音楽スタジオ・ダンススタジオも併設されています。親としても、年頃のこどもが集える居場所があるというのは、安心ですね。
まちが若い世代に目を向けている、活動を応援しているという気持ちが、こういう形で現れてくれるよう、声を届けていきたいです。