市内の三カ所、で2回ずつ、合計6回開催させていただいた「お母さん&子育て支援されている方のためのお話し会」が先週ですべて終了いたしました。
ご参加いただいた方々には、お忙しい中お集まりいただき、本当にありがとうございました!
13日、15日のお話し会であがったご意見などを一部ご紹介いたします。
橿原市では主に
子育て支援課、こども未来課、健康増進課などが中心になって、子育て支援をしてくれています。
職員の方々は限られた人員の中で、たくさんの仕事をされている現状があります。
そんな中で
「保護者の求めるサポートがもっとスムーズに受けられるようにするにはどうしたらいいのか?」
「サポートの手を増やすにはどうしたらいいのか?」
などについて、ヒントとなるような話題があがりました。
13日 新賀町でのお話し会
「里帰り出産をした後、橿原に戻ってきて産後のケアが必要になった時、近くの産婦人科では『ここで出産した人しか対応できない』と言われてしまい、受診できる場所が見つけられなかった。」
→産後のケア、特に授乳に関わる悩みを抱えるお母さんはとても多いです。実は私もそうでした。出産した産婦人科でも、授乳に関するケアなどが継続的に受けられる場所は少ないと感じています。身近にそうした場所があることは、産後の安心に繋がりますし、そのための情報提供も積極的に行われていると嬉しいです。
「こども広場は便利だけど、上の子が小学生になると連れて行けないので、歳の差がある兄弟を連れていける屋内の遊び場がほしい。」
→駅前のこども広場や白橿の子育て支援センターは、対象が未就学児なので、歳の差がある兄弟の場合、休日の手軽なお出かけ先としては使えなくなるのが残念です。
また特に駅前のこども広場は専用の駐車場や駐輪場がないので、「利用しにくい」「駐車料金を払ってまで行こうと言う気持ちになれない」という声もありました。
15日 小綱町でのお話し会
「公立幼稚園を3年保育にして欲しい。」
→幼稚園に子どもを預けて仕事をしているお母さんも多いです。現在の公立幼稚園の2年保育ではそろそろ働きたいというニーズに応えられません。結果、保育園や私立幼稚園への入園が増え、公立幼稚園は人数が減っています。
「子育て支援している民間の団体などに、市がもっと補助をしてほしい。また、保育士や幼稚園教諭の資格がなくても、こどもに関わる仕事ができる資格(子育て支援員など)をもっとアピールしたり、資格保持者を増やす動きを活発にしてもよいのでは?」
→この日は保育士さんや幼稚園教諭の資格をもっているお母さん達も参加されていましたが、仕事に復帰する大変さやハードルの高さをお聞きし、現場の方々の大変さも感じました。
潜在的にいらっしゃる保育資格をお持ちの方が仕事復帰しやすい体制作りのほか、子育て支援にかかわる人をもっと増やして、様々な角度からサポートするのもひとつの方法だと思います。
🍀現在、新型コロナウィルス感染防止対策のため、駅前のナビプラザにある「こども広場」、白橿の「子育て支援センター」は、予約制での利用となっています。
また、検温するための「体温計を持参」となっています・・・
詳しくは、お出かけ前にHPでご確認ください。
こども広場
子育て支援センター
こういった利用の制限があることで、現場の職員の方も苦労されているでしょうし、支援が必要な方や、育児に行き詰まっている保護者に適切なサポートが行き届いているか心配です。ママ友との息抜きや情報交換の機会も以前より減っているのではないかと思います。
もちろん、子育てにかかわらず、他の世代や支援が必要な方にも起こっていることだと思います。
こういう時こそ、積極的に声を上げていかなければと思います。