私が4年間で、実現できたことのうち、市民の声が大きなきっかけになったことについてお話しします!
子どもと過ごしやすい図書館について
私は子どもを連れて橿原市立図書館に行くことが多かったのですが、ゆっくり過ごしにくいのが気になっていました。
特に、新聞コーナーが絵本コーナーの隣だったため、お子さんの声が迷惑になるのを気にされる保護者の方の姿がよく見られました。
図書館の利用者数は、昔にくらべ下がっています。活字離れや、仕事される方が増えたことでの来館者減少など、さまざまな要因があると思いますが、お子さんの新規登録者数(それにともなう親の新規登録数)は、一定の数を保っていました。
そのため、私はお子さん連れが過ごしやすい図書館にすることでその後の継続的な利用に繋げていくことが必要だと訴え、改善を要望しました。
その後、図書館は利用者アンケートの結果などを踏まえて「図書館サービス計画」を策定。
新聞コーナーは2階に移動して明るいテーブルの上でゆっくり読めるようになり、図書館1階に「こどもと本のひろば」ができました。
また子ども連れだと、自分が借りたい本のところまでいけないことが多かったため、子どもと本のひろばに、大人向けの子育て関連書籍を配置することも要望し実現。
大きな荷物と本を入れたカゴを抱えて大変…という声から、カートの要望を伝えました。すぐには実現しませんでしたが、その後三和澱粉さんの寄付で実現しました。
職員でもさまざまな工夫を凝らしてくださり、中高生向けのYA(ヤングアダルト)コーナーができたりと、お子さんが継続して利用しやすい図書館運営に取り組んでくださいました。
また、令和6年4月から、万葉ホール1階に自習スペースができ、学生さんはもちろん、多世代の方に使っていただいています。(自習スペースについてはまた次回お話しします!)
図書館では、図書資料を使った学習しかできないため、持ち込みの自習することができませんでした。これからは自習スペースと共に、図書館にもたくさんの方に使っていただきたいと思います!
そうそう、貸出冊数も上限5冊は近隣市町村と比べても少ないことを指摘し、上限10冊に変更されました。みなさんたくさん本を読んでくださいね!