橿原市の将来は 大丈夫??

私は、橿原市が平成29年に開いた「市有施設について考える市民ワークショップ」に参加しました。

名前だけ聞くと、なんの集まり・・・?って思いますよね。

当時このワークショップの開催と参加者募集は、広報に掲載された他、私が参加していた子育てサークルにもチラシが配られました。
当時、すでにまちづくりについて興味のあった私は、参加することにしたのです。


このワークショップの開催目的を、当時の資料からそのまま掲載しますと・・・

市有施設の老朽化が進み建て替えや修繕の需要が高まる一方、人口現象や少子高齢化等の社会情勢の変化により、全ての市有施設の建て替えや修繕をすることは難しく、安心・安全な状態で維持できなくなる見通しとなっています。

今後、市有施設を適性に維持・管理していくために、市民の皆さんとワークショップを通じて、橿原市の公共施設の現状と課題を共有するとともに、公共施設やサービスに対する考え方を把握し、公共施設の維持管理の方針策定の参考にすることを目的実施します。」

当時のワークショップ資料より

つまり、今ある市の施設は、同じようなものを建て替えたり維持できるほどの余裕がない、ということなのです。



本庁舎(昭和35年〜)や中央公民館、中央体育館(昭和46年〜)がかなり老朽化していることはご存知だと思いますが、小中学校などもその多くが昭和40年代半ばから、昭和50年代後半に建てられています。

人口について見てみると「橿原市人口ビジョン」による予測では、平成67年(令和37年)には、人口が14%減少。

人口が減る、中でも「生産年齢人口」と呼ばれる65歳未満の若い世代が減ることで、市民税という市の収入が減ります。
しかし、お取り寄りが増えることで、福祉関連にかかる経費が今より増えます。
市の財政はより厳しくなるということです。

当時のワークショップ資料で見た人口推移の予測

しかしながら、実は現在この予測よりさらに人口減少が進んでいることがわかっています。

橿原市第4次総合計画(案)の概要 より

令和2年9月に出されたこの資料の中では、私がワークショップに参加した際の資料の予測より市の人口が減ってきており、今後の推計も厳しいものとなっています。

市は、今後40年かけて、市が持つ施設を20%減らすことを目標にかかげ、ワークショップの中では、参加者が数名のグループに分かれて

「施設廃止」 

「施設を民間企業に運営してもらう」

「いくつかの機能を併せ持った新しい形の施設をつくることで、数を減らす」


など、残したいサービスを考えながら選別し、新しい施設のスタイルなども提案しつつ、20%削減した姿を模索しました。

市の将来を語る時に、夢や希望がたくさんつまった話なら楽しいですね。
しかし、毎回限られた時間の中で減らすことを中心に考えていくのは、なかなかつらい作業でした。

もしあなたが今の橿原市について

「特別不満はない」「まぁこんなものなんじゃないかな?」

とお感じになっていたとしても、将来も同じとは言えないのです。

当たり前だと思っていたサービスがなくなる。近くにあった施設がなくなる。

市の庁舎や公民館・学校だけでなく、給食室、駐輪場、消防施設、学童保育施設など、市の施設は多岐に渡ります。

施設縮小の動きはすでに始まっているのです。

ワークショップでは、ひとつの施設をとっても、必要と思う方・思わない方、そのバックグラウンドによっても、考え方は様々でした。

みなさんなら、何を残してほしいでしょう?

貴重な市のお金、無駄使いせずに、本当に使うべきところに使って欲しいですよね。

あとで「こんなはずではなかった」とならないよう、少しでも多くの方が今後のまちづくりに興味を持ってもらえたらと思います。