防災とアウトドア

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防災についてのお話 その2です。

私は、大学時代にキャンプのサークルに入っていたことがきっかけで、今でもキャンプが大好きです。

そのキャンプサークルは、水は持込んだ量だけ、トイレは自分たちで自作など、本格的(?)な野外活動でした。
今はそこまでのキャンプはしていませんが、毎年家族でキャンプを楽しんでいます。

さて、キャンプの経験というのは災害時に役立つことがたくさんあるんですよ。

今日は身近な「カセットコンロ」についてお話します。

ホットプレートが一般的になって、カセットコンロを使うことが減ったご家庭もあるでしょう。


しかし、カセットコンロはとっても便利。

キャンプ場でも薪を燃やして調理するのは稀で、ほとんどの場合、手軽なカセットコンロやバーナーコンロを使う方が多いんです。

一応災害用に用意されているお宅も多いのではないでしょうか?

しかし、勝手が違う災害時に突然使うより、普段から時々使って慣れておくことをお勧めします。

カセットコンロの注意点で大きいのは、熱がこもるとボンベが爆発するおそれがあるということです。覆うような大きな鍋をかける、コンロを二つならべて鉄板をのせるなどは危険です。
実際に事故が起きています。


カセットコンロ・ガスボンベの使い方について詳しく書かれたホームページなども参考にしてください。
https://www.jgka.or.jp/gasusekiyu_riyou/anzen/gasu_cassette/index.html


私が個人的にカセットコンロで注意していることは、日中明るいところで使うと、火がついていても見えにくいということ。火が消えていると勘違いして作業すると危険です。

あとは当然ですが、こどもが周りで遊んだりしないこと。
気をつける事はありますが、こどもには火の便利さと怖さを学ぶ経験が必要だと思います。

さて、まちづくりの視点で言うと、橿原市の公園はすべて「火気厳禁」です。

しかし、気軽にアウトドアが楽しめる場所としての公園・緑地があってもよいのではないかと思っています。


キャンプ場は近隣の市町村にいけばあります。

しかし橿原市にあることで、日頃は「アウトドア初心者」でも親しめる場所となり、もし災害が起きた時には、救援活動の拠点として使ったり、避難所としてのテント村にするなどの活用方法もあります。

多少の不便さを楽しめるのがアウトドア。

防災も、日頃からアウトドアという形で楽しみながら取り入れていけば、一石二鳥です!

冷え込むキャンプ場ではお鍋もよくやります。