学校給食を考える

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1日(日)に、先日お話しした「はならあと」の企画のひとつである「サステナブル講座」に参加してきました。

講座内容は
「学校給食を中心としたオーガニックなまちづくりのお話会」。

私はこどもの頃給食が大好きでした。今も小学生の子どもが給食のお世話になっています!


現場の調理師さんは、異物混入や食中毒を防ぐため「野菜の3回洗い」「工程の度にエプロンを交換」など、細心の注意を払いながらお仕事されているそうです。
私も以前、小学校の給食試食会でその様子を写真で拝見しましたが、本当に頭が下がります。

家では作る機会の少ない魚料理などもあり、給食は親にとって本当にありがたい存在です


講座の前半は、奈良の学校給食をかんがえる会 代表の上市佳織さんが、会が発足した経緯や取り組み、他の自治体や海外の事例などもまじえながらお話くださいました。



できるかぎり育つ過程が身近で見られる地元で育った野菜を使うことや、なるべく無添加・無農薬のものが使われてほしいという思い、持続可能な食育を目指して活動されていらっしゃるとのこと。

単にこどもに安心なものを食べさせたいだけでなく、地元で安全に作られたお野菜を給食に使うことで地域の農業が活性化するという、農家さんも含めたまち全体の取り組みをしている自治体もあるそうです。

お話をされる上市さん 会場は今井町内の町家です。

後半は、参加者が車座になってのお話会。

実際に学校給食を食べているお子さんを持つ親御さんが多く参加されていました。

「お子さんが化学物質過敏症になり、お友達の柔軟剤の香りにも困っているがなかなか理解が得られない」

「放射能問題が起こってから、給食について気になるようになった」

「自分なりに家では添加物などを気にしているが、小学校に上がる前に給食について知っておきたいと思った」

「こどもに『食べ物ってどうやってできているんだろう?』ということを知ってもらうために農作業を体験させたいと思った」

など、皆さん様々な思いを持っていらっしゃいました。


給食というと「大阪府の中学校の給食がおいしくない」「残飯が非常に多い」というニュースが話題になったことがありました。改善に取り組む自治体もあるようです。

橿原市でも、今後子どもが減った時に、給食を各校で作る方式からセンター方式にしたり、民間業者のお弁当などに変わる・・・などということが、ないとは言い切れません。

貧困家庭などには、学校給食でなんとか栄養が取れている、という子どもたちもいます。親が興味を持つことで、学校給食をとりまく環境がよりより良くなるのではないかと思います。私も学んでいきたい分野のひとつです。